また、こういうときこそ国民がひとつになることが極めて重要だとし、朝鮮半島平和と統一が実現するまでは、徹底した安保意識を持ってこそ経済も成長させることができると強く述べた。
堅固な安保は堅固な国防力だけにあるのではなく、「最上の安保は団結した国民の力だ」と強調した。国民がひとつになったときが最も堅固な安保だと考えると主張した。
一方、同日は法務部の業務報告も行われ、この席で李大統領は「国のアイデンティティーを守らなければならない。自由民主主義を守ること相反するものではない」と指摘した。
青瓦台の洪相杓(ホン・サンピョ)弘報(公報)首席秘書官によると、李大統領は、韓国は地球上で唯一の分断国で、そのような国が国のアイデンティティーを守りながら経済を発展させていくことは特殊な努力を要するとの考えを示した。
これら発言は、韓国軍の延坪島海上射撃訓練を前に、南北間の鋭い神経戦とともに韓国政界と国民の間でも賛否両論が対立する、「南南葛藤(かっとう)」という状況を念頭に置いたものと思われる。
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