【ソウル17日聯合ニュース】外交通商部は17日、C&Kマイニングがカメルーン南東部ヨカドマのダイヤモンド開発権を獲得したと明らかにした。ヨカドマはカメルーンの首都ヤウンデから東に520キロメートルほど離れ、中央アフリカ共和国と国境を接する熱帯雨林気候地域。ダイヤ埋蔵量は少なくとも4億2000万カラットと推定される。
 C&Kマイニングはカメルーン政府と7月に、ヨカドマ地域の鉱区236平方キロメートルに対するダイヤモンド開発権を締結した。権益はC&Kマイニングが65%、カメルーン政府が35%。開発権有効期間は2035年までの25年間となっている。カメルーンが鉱物開発権を海外業者に与えるのは、2003年の米国企業に続き、今回が2度目。
 C&Kマイニングのオ・ドクキュン代表は、2006年にカメルーン政府からヨカドマ地域ダイヤ探査権を確保し、5年にわたりジャングルで探査作業を進めてきた。外交通商部関係者によると、カメルーン国内法上、鉱物を探査すれば開発権も与えられるという。この関係者は、これを機に韓国の産業用ダイヤモンド需要に対する輸入代替効果が期待でき、韓国も世界のダイヤモンド市場を開拓する機会を手にしたことになると評した。
 政府は5月に官民の高官級代表団をカメルーンに派遣するなど、ダイヤモンド開発権の獲得を支援してきた。今後、カメルーンに鉱物実験研究所を設立し、政府開発援助(ODA)事業に活用する計画だ。

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