【議政府16日聯合ニュース】慶尚北道・安東で発生し京畿道の楊州、漣川地域まで広がった口蹄疫(こうていえき)が、同道の坡州地域でも発生したことが16日に確認された。
 防疫当局によると、坡州の乳牛飼育農家から口蹄疫感染の疑いの届けがあり、検査の結果、同日に陽性と判明した。このため乳牛と韓牛(韓国在来種の牛)180頭を新たに処分したほか、この農家から半径500メートル内に位置する農家2戸の豚2200頭も感染拡大予防措置として処分された。
 この乳牛飼育農家は、15日に口蹄疫感染が確認された漣川の農家から南西の方向に15キロメートル離れた地点に位置する。
 これで京畿道北部の家畜殺処分対象は、農家29戸、2万1771頭に増えた。作業はすべて完了した。
 防疫当局は、今回感染が判明した農家を訪問していた各種車両や家畜輸送車、獣医師などの移動を制限するとともに、ほかにも訪れた農家がないか確認を急いでいる。また、防疫に当たる人員と装備を補強。公務員と軍兵士ら600人余りと約30台の装備を動員し、防疫作業を実施している。移動統制の詰め所は坡州33か所、楊州31か所、漣川13か所、抱川5か所、東豆川3か所に増やした。
 一方、国務総理室など6官庁の7人で構成される政府合同支援団は、17日から京畿道第2庁舎に詰め、防疫活動を本格支援する。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0