【ソウル14日聯合ニュース】サムスン電子が医療機器メーカーのメディソンを買収する。同社は14日、次世代主力事業のヘルスケア分野を強化するため、私募ファンドのコンサスインベストメント3号が保有するメディソン株43.5%を買収する契約を締結したと明らかにした。買収金額は3000億ウォン(約219億円)を上回ると伝えられる。
 メディソンは韓国第1世代のベンチャー企業家、イ・ミンファ氏が1985年に設立した超音波診断機器メーカー。世界市場でシェア7%、同分野ではゼネラル・エレクトリック、フィリップス、シーメンス、東芝に次いで5位の座を占めている。同社買収をめぐっては、サムスン電子とSKが攻防を繰り広げていた。
 サムスン電子の方常源(パン・サンウォン)専務は、「メディソンの専門人材と経験を最大限に活かしながら、サムスン電子の技術力とブランド力、グローバル経営能力を融合し、医療機器分野をグローバル事業に育成していく」と意気込みを語った。
 コンサスの金映宰(キム・ヨンジェ)会長は「国内医療機器メーカーの一流化という次元でメディスンを大きく育成できる企業だという点を高く評価し、サムスン最終契約を結んだ」と説明した。

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