沈没した第一仁成号(仁成実業提供)=13日、釜山(聯合ニュース)
沈没した第一仁成号(仁成実業提供)=13日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル13日聯合ニュース】海洋警察庁によると、13日午前4時半ごろ、ニュージーランドから南に1400マイル(2593キロメートル)離れた南極海域で、操業区域に移動中だった釜山船籍の遠洋漁船「第一仁成号」(614トン級)が沈没した。
 乗組員は韓国人8人、中国人8人、インドネシア人11人、ベトナム人11人、フィリピン人3人、ロシア人1人の計42人。22人が死亡または行方不明となり、このうち韓国人は航海士と機関士の計2人が死亡、5人が行方不明の状態だ。事故直後、近隣にいた国内外の漁船5隻が救助にあたり、午後2時までに韓国人1人を含む20人を救助した。
 ただ、事故海域では秒速20メートルの風が吹き、波も5~6メートルと高いため、救助が難航していると伝えられた。海洋警察庁はニュージーランドの捜索・救助機関に救助を要請するとともに、船会社の仁成実業を通じ、事故の状況を把握している。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0