【ソウル12日聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が、中国が北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の首席代表による緊急会合の開催を提案したことに対し、「全当事国が出るなら応じることができる」と前向きな姿勢を示したと伝えられた。
 中朝問題に詳しい外交筋が12日、金総書記が中国の戴秉国国務委員と9日に平壌で会談した際、このような立場を示したと承知していると明らかにした。そのうえで、北朝鮮が前向きだといっても、現状としては韓米日が反対しており、大きな意味を持たせるのは困難とみられると話した。
 政府の高官当局者も記者団に対し、北朝鮮の立場は韓米日に比べ相対的に前向きだと伝えている。ただ、「具体的な内容は明らかにできない」とした。
 中国政府は10日に駐中国韓国大使館を介し、韓国に金総書記と戴国務委員の会談結果を説明したと伝えられた。

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