青瓦台(大統領府)の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官が会見で伝えたところによると、同日のナジブ首相との首脳会談では、原子力エネルギー分野に焦点が当てられた。新たなエネルギー源への準備が求められているマレーシア側が、同分野に大きな関心を示したという。李大統領は会談で、韓国は過去32年にわたり原子力発電所を無事故で運営し、世界最高水準の原子力発電利用率を記録していると強調した。
ナジブ首相は昨年6月、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議のため済州道を訪れた際、韓国の原子力発電技術を視察。科学・教育官庁の閣僚を派遣するなど、大きな関心を示したとされる。
李大統領はナジブ首相との共同記者会見で、韓国が開発した「スマート原発」は安全性と効率において世界最高レベルで、原子力は気候変動に備えた再生可能エネルギーだと説明し、マレーシアの国民も認識を変えてほしいと求めた。
李大統領は続けて、韓国・マレーシアビジネスフォーラムの出席者とともに、大統領の訪問に合わせクアラルンプールに設置された韓国原発広報館を訪れ、技術をアピールした。
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