【ソウル10日聯合ニュース】韓国銀行は10日、国内上場企業1499社の7~9月期の財務諸表を分析した資料「上場企業経営分析」を発表した。それによると、上場企業の収益性と安定性指標は前年同期と比べ、いずれも改善した。
 収益性の指標となる売上高営業利益率(売上高に対する営業利益の比率)は前年同期比0.1ポイント増の7.2%を記録した。1000ウォン(約73円)分の商品を売れば72ウォンが営業利益として残ったことになる。製造業は8.1%から7.8%に下落したが、サービス業を中心とした非製造業が5.2%から6.2%に上昇した。
 企業が実際に上げた利益を示す売上高税前純利益率は0.5ポイント増の8.4%を記録した。企業が営業利益で利子費用を賄える能力を示す利子補償比率も541.8%で前年同期(463.7%)を上回った。安全性を示す負債比率も全般的に改善された。前期(4~6月期)の100.5%から96.5%に下がり、自己資本より負債が少なくなった。半面、成長性を示す売上高増加率は前年同期比14.6%で、前期(19.0%)を下回った。
 企業規模別の収益性は、大企業は改善されたが、中小企業は悪化した。売上高増加率も大企業が中小企業を上回った。

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