リチャードソン知事は、朝鮮半島の不安定を引き起こし緊張を高める北朝鮮の最近の行動に、次第に懸念を感じていると述べた。こうした不安な時期に自身が訪朝することがプラスに働くことを期待すると述べ、訪朝中の積極的な行動を予告した。
北朝鮮は最近、米国の民間専門家を相次ぎ招請し、ウラン濃縮施設や軽水炉の建設現場を公開するなど、自国の対外姿勢を示すカードとして活用している。先月23日の韓国・延坪島砲撃後では初めてとなるリチャードソン知事の訪朝で、何を伝えてくるかが注目される。
これと関連し米国務省は、リチャードソン知事の訪朝は私的なもので、政府メッセージは託していないと明らかにした。ただ、最近の状況理解をサポートするため知事と訪朝前に接触し、また訪朝後には知事から米政府に結果報告があると伝えた。
リチャードソン米ニューメキシコ州知事は、1990年代に2度にわたり特使として北朝鮮を訪問し、拘束されていた米国人の解放に寄与。北朝鮮情勢に精通した人物として知られる。
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