鉄鋼材の国内需要量は、建設景気不振のなかでも製造業の成長持続で、ことしより3.8%多い5391万5000トンに達すると見込んだ。これは好況に沸いた2008年(5857万2000トン)の91%水準。
輸出は世界経済の成長減速にも、東南アジア諸国連合(ASEAN)、インドなど新興国の高成長維持に後押しされ、ことしより4.4%多い2579万5000トンを記録すると見通した。一方、輸入は国内供給の増加で11.9%減り、2202万トンにとどまるとした。
国内粗鋼生産量は、高炉の新規稼動や電気炉稼動能力の向上で、ことしより11.0%増加の6431万トンと予想された。2007年以来、4年ぶりに6000万トン台に乗るものと見込まれる。
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