同道は、鳥インフルエンザが道内に拡大すれば農家に大きな打撃を与えるのは避けられないとみて、8日早朝から緊急防疫を始めた。
抗原が発見されたのは益山市春浦面の萬頃江流域で、全州市との境界地域に当たる。冬季にはロシア・シベリアから到来した渡り鳥が冬を過ごす場所として知られる。なかでもマガモは代表的な冬の渡り鳥だ。
今回は畜産農家が飼育する鶏やアヒルなどから抗原が検出されたのではないため、殺処分などの緊急措置は取られないとみられるが、同道と益山市は緊張を緩めていない。
同道は、抗原が検出された地点から半径10キロメートル以内を管理地域に指定し、同日午前から緊急防疫を実施している。また、管理地域の鶏やアヒルの出荷は臨床検査と血清検査を経てから許可する方針だ。
同道関係者は「鳥インフルエンザが付近の農家に拡大しないよう、防疫を大幅に強化する」と述べた。
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