玄仁沢長官(資料写真)=(聯合ニュース)
玄仁沢長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル7日聯合ニュース】統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官は7日、韓国哨戒艦沈没事件に続く仁川・延坪島砲撃は「北朝鮮政権の最悪の選択」だと指摘した。ソウル市内で開かれた「統一準備公論化学術大会」に出席し、あいさつのなかで述べたもの。同じ民族に砲撃を加えたことは、朝鮮戦争に続き統一史にそそぐことのできない蛮行として記録されるだろうと強調した。
 玄長官は、ことし韓国社会は南北関係の向こう側にある北朝鮮問題の本質を直視し、朝鮮半島の未来について真摯(しんし)に悩み始めたと述べた。ことし1年は、朝鮮半島問題における「大転換期」として記憶されるだろうとした。
 また、これまで朝鮮半島平和に向け南北関係を管理してきたことで統一論議が進まず、それが今までのパラダイムだったと指摘した。そのうえで、これからは南北関係の新しい家を建てるという覚悟で、堅固な安保の上に健康な南北関係を築かなければならないと述べた。
 北朝鮮の根本的な態度変化なくして何も成し遂げることはできないとしながら、それが真の平和に向けた南北関係であり、統一の準備だと主張した。健全な統一準備論議は朝鮮半島の未来はもちろん、南北関係の変化の方向舵となると述べた。

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