会見で発言する金聖ミン(中央)=6日、ソウル(聯合ニュース)
会見で発言する金聖ミン(中央)=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル6日聯合ニュース】対北朝鮮放送を行う北朝鮮改革放送、開かれた北朝鮮放送、自由北朝鮮放送、自由朝鮮放送の4社は6日に共同記者会見し、北朝鮮が先に仁川・延坪島に砲撃した事実を知っている北朝鮮住民は、多くても10%だと明らかにした。
 4社は、複数の対北朝鮮メディアが内部通信員の伝言をまとめた結果、大半の北朝鮮住民は朝鮮中央放送(内部向けラジオ放送)や第3放送(家庭向けの有線放送網)など内部宣伝用メディアの報道で、先月23日の延坪島砲撃事件については知っていたと伝えた。
 また、開かれた北朝鮮放送が先月30日に行った、両江道恵山市の住民との通話内容を公開。この住民は砲撃事件について、「南朝鮮(韓国)が先に砲撃したと思う。自分だけでなく、みなそう考えている」と話した。
 自由北朝鮮放送の金聖ミン(キム・ソンミン)代表は、当局の統制で宣伝・扇動目的の内部放送にしか接することのできない北朝鮮住民が、事件の真相を知るのは難しいと説明。住民に真実を知らせるには、対北朝鮮放送をより多くの人が聞けるようにせねばならないと述べ、民間対北朝鮮放送への支援を訴えた。

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