【ソウル28日聯合ニュース】中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表が28日に同国外務省で記者会見を行い、12月上旬に北京で北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の首席代表による緊急会合を開くことを提案したことに関し、政府は「非常に慎重に検討されなければならない」との見解を示した。
 政府は同日、外交通商部報道官名義で「政府は中国の提案に留意する」との論評を発表した。北朝鮮が軽水炉建設とウラン濃縮施設の公開に続き、仁川・延坪島を砲撃したことで、6カ国協議再開の環境醸成に向けた関連国の努力に否定的な影響をもたらした現在の状況を勘案すると、同協議首席代表会合の開催は非常に慎重に検討されなければならないと述べた。
 6カ国協議を通じ北朝鮮非核化の実質的な進展を実現させるためには、協議再開に向けた環境醸成が優先されなければならず、そのためには南北対話をはじめ6カ国の枠内で2国間、多国間の協議を進めるというのが韓国の基本的立場だと強調した。
 北朝鮮が非核化に対する意志を具体的な行動で示すよう促すとともに、今後の対応方向については6カ国協議関連国と緊密に協議する予定だとした。

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