7月に開かれた韓米合同軍事演習のもよう=(聯合ニュース)
7月に開かれた韓米合同軍事演習のもよう=(聯合ニュース)
【ソウル28日聯合ニュース】韓米両軍による合同軍事演習が28日午前6時から黄海で始まった。一時は北朝鮮による砲撃の兆候がとらえられるなど、緊張が高まっている。
 合同軍事演習は、北朝鮮の軍事的挑発に対応する一連の演習計画に基づき、12月1日までの4日間行われる。合同参謀本部関係者の説明によると、演習は夜間訓練を含め24時間体制で実施され、通常の海上訓練と同様に忠清南道の格列飛列島より南で進められる。
 軍関係者によると、演習では、敵の艦艇が黄海の北方境界線(NLL)を侵犯し攻撃してきた場合を想定した海上自由攻防戦訓練や対空防御訓練、海上射撃訓練などさまざまな訓練が予定されている。
 米原子力空母ジョージ・ワシントンをはじめ、米海軍のイージス巡洋艦カウペンスとシャイロー、イージス駆逐艦ステザムとフィッツジェラルド、米偵察機ジョイント・スターズなどが参加。韓国からは、韓国初のイージス駆逐艦「世宗大王」、駆逐艦「KDX-II」2隻、哨戒艦、護衛艦、対潜哨戒機などが投入された。
 一方、同日午前11時20分ごろ、北朝鮮による砲撃の兆候がとらえられ、韓国軍当局が仁川・延坪島に住民退避令を発令、同午後11時57分ごろに解除した。

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