【ソウル26日聯合ニュース】韓国と日本がレアアース(希土類)の確保に向け、鉱山開発分野で緊密に協力することで一致した。
 日本を訪問している知識経済部の朴永俊(パク・ヨンジュン)第2次官は26日、日本の細野哲弘・資源エネルギー庁長官と会談した。

 朴次官は会談で、韓国政府と企業が国内と第三国でレアアース鉱山を開発する場合、日本企業と協力する用意があると述べた上で、優秀な技術力と資本を持つ日本の積極的な参加を要請した。また、両国企業によるレアアース鉱山の開発、代替物質および再活用技術における協力に向けた実務レべルの協議を行うことを提案した。

 これに対し細野長官は、中国からのレアアース輸出が滞り、日本企業が困難に陥っている状況を説明しながら、両国の実務者間の実質的な協議が行われることを期待した。

 朴次官は25日に石油天然ガス・金属鉱物資源機構の河野博文理事長とも会い、鉱物資源およびガスハイドレート開発分野での協力について意見を交換した。

 また、両国が世界最大の液化天然ガス(LNG)輸入国であることから、政府間の協議を通じ、LNG輸出国に共同で対応し、海外のLNGプロジェクト開発を推進するなど、協力を強化することにした。このほか、スマートグリッド(次世代送電網)分野での情報交流活性化、ESCO(エネルギー・サービス・カンパニー)事業の共同推進でも意見が一致した。

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