大統領専用機の会議室に座っている李大統領=(聯合ニュース)
大統領専用機の会議室に座っている李大統領=(聯合ニュース)
【ソウル21日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領と国民がより親しく歩み寄るようにと、青瓦台(大統領府)がソーシャルネットワークサービス(SNS)を積極的に活用している。
 青瓦台は「フェースブック」をはじめとするSNSに設けた公式アカウントで、普段あまり目にすることのない李大統領の日常の姿などを写真と文で伝えている。ネットユーザーの反響は上々だが、当初はこうした戦略を意図していなかったという。
 関係者によると、アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席後に大統領専用機で帰国する李大統領が機内会議室に座っている写真を、随行秘書が16日にフェースブックに掲載したた。写真を見たネットユーザーからは、座り心地や機内食などを尋ねる質問の書き込みが相次ぎ、青瓦台がひとつひとつ答えていった。また18日には、李大統領が官邸で飼っている愛犬と散歩する姿を掲載したところ、これも話題を呼んだ。
 一般人はもちろん側近もあまり接することのできない李大統領の日常を写真に収めているのは、大統領随行秘書の任宰賢(イム・ジェヒョン)第1付属室上級行政官。任行政官が高機能携帯電話(スマートフォン)で撮影した写真を、「インターネット疎通窓口」の役割を担うイ・ギルホ青瓦台オンライン報道官が主なSNSに掲載し、解説している。また、自身が出席した公式行事での李大統領の発言、写真、動画などをリアルタイムでネット上に公開している。
 李大統領もインターネットを通じた国民とのコミュニケーションに大きな関心を示していると伝えられる。2011学年度大学修学能力試験(センター試験に相当))前日の17日には、「フェースブック」に自ら書き込みをし、受験生にエールを送った。最近はスマートフォンにも格別の関心をもっているという。

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