「アリラン5号」は、韓国初の合成開口レーダー(SAR)を搭載した実用衛星で、悪天候時や夜間でも地球の観測が可能だ。SARはマイクロ波を地表へ送り反射される信号を測定し映像を得る。
10月に熱真空試験を成功させ、SARのアンテナ装着を進めており、打ち上げ環境テストなど最終性能実験を経てロシアのヤスニー宇宙基地から打ち上げられる予定だ。
「アリラン5号」は韓国で3度目に打ち上げられる多目的実用衛星。打ち上げ後は5年間にわたり、550キロメートルの上空で、一日に地球を約15周し、世界全地域の映像を提供する。現在運営されている「アリラン2号」と連携し、同一地域を別の形で撮影し複合分析することで、災害の監視および資源の利用実態把握など、多方面で活用できるものと期待されている。
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