G20サミットで記念撮影するエルドアン首相夫妻と李明博(イ・ミョンバク)大統領夫妻=11日、ソウル(聯合ニュース)
G20サミットで記念撮影するエルドアン首相夫妻と李明博(イ・ミョンバク)大統領夫妻=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ブダペスト12日聯合ニュース】トルコのエルドアン首相は12日、聯合ニュースとの書面インタビューに応じ、20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)について、韓国が議長国を務める間、G20が実現した中長期的な構造的改革の進展を歓迎するとし、「韓国の力で進展をみた国際金融セーフティーネット(流動性問題による危機防止策)の問題を非常に大きく評価している」と述べた。
 G20の国際金融セーフティーネット議題に向けた努力は、健全な世界経済回復に大きく寄与したと評価し、次回のG20サミットでも重要な議題として扱われるだろうと期待を示した。
 また、トルコが強く支持していた開発途上国の開発問題が、今回のG20サミットで議題として扱われたと述べ、経済成長戦略で途上国から先進国に発展した韓国は、持続可能な発展が理論でのみ存在するものではないことを立証していると強調した。
 一方、韓国が推進しているトルコの黒海沿岸地域・シノプでの原子力発電所建設事業と関連し、「原発分野で韓国と包括的で長期的な協力を望んでいる」と表明。トルコの原発事業は原子力のインフラ事業となるため、原発だけでなく原子力燃料施設、原子力技術センターなどを建設することは、トルコにとって非常に重要だと説明した。事業に関する両国の議論が合意に至れば、両国間の経済的、政治的関係が一層深まると強調した。
 韓国とトルコの自由貿易協定(FTA)と関連しては、交渉が来年上半期中に完了するよう希望すると述べた。自動車や鉄鋼、繊維、機械、電気・電子などの製造業だけでなく、運送や建設、技術諮問などサービス業でも協力を深められるものと期待を示した。

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