発言する李大統領=12日、ソウル(聯合ニュース)
発言する李大統領=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル12日聯合ニュース】20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)2日目を迎えた12日、李明博(イ・ミョンバク)大統領は、自国通貨を輸出に有利に安値に誘導する「通貨安競争」を含む世界経済の不均衡是正に向けた論議を進展させるべきだと強調した。また、新たな成長起爆剤の模索などを通じ、世界経済が持続的に成長できるよう、各国の相互評価を通じた国際共助を強化する必要があるとの考えを示した。
 同日午前9時から行われた第1セッション(世界経済とフレームワーク(枠組み)」で述べたもの。G20準備委員会の金允経(キム・ユンギョン)報道官が伝えた。
 第1セッションでは、李大統領の発言に続き、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長による構造改革に対する報告、フレームワーク共同議長国のカナダ、インド首脳らによる討論が行われた。
 第2セッション(国際金融機関の改革および国際金融セーフティーネット)では、李大統領は、世界経済の統合が深まるなか、金融セーフティーネットの強化こそ、各国が経済開放を維持しながら経済的繁栄を達成することを可能にする道だと主張した。
 また、先に慶州で行われた財務長官・中央銀行総裁会議で、国際通貨基金(IMF)出資比率改革に合意したことを歓迎し、これまでの相互理解と合意の精神を高く評価した。この改革で正当性、信頼性を高めたIMFが、危機予防と対応機能をより効果的に遂行するものと期待を示した。


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