韓中首脳会談のようす=11日、ソウル(聯合ニュース)
韓中首脳会談のようす=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】ソウルで11日に開幕する20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に出席するため訪韓した中国の胡錦濤国家主席は、同日に李明博(イ・ミョンバク)大統領と首脳会談し、「中国は南北関係の改善を一貫して支持している。北朝鮮の指導者が中国を訪問した際、南北関係の改善が朝鮮半島の平和安定に重要だと述べた」と明らかにした。
 青瓦台(大統領府)の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官が伝えた。北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が8月末に中国を訪問した当時について、言及したものとみられる。
 金報道官によると、胡主席は、韓国側がこのところ南北関係の改善と関連し積極的な措置を取っていることを承知していると言明。北朝鮮に対する人道的支援や南北軍事実務会談などが、南北関係の改善と朝鮮半島情勢の回復に有効だとの見方を示した。
 一方、李大統領は、中国が過去の発展経験を北朝鮮に伝えていることに謝意を示し、中国のすばらしいモデルを北朝鮮が参考にしていくよう働きかけてほしいと要請した。また、中国と北朝鮮が持つ特殊な関係に理解を示した上で、韓中関係については、「戦略的協力パートナー関係」をさらに発展させ未来の視点で理解してほしいと述べた。
 このほか胡主席は、韓中関係は2008年に「戦略的強力パートナー関係」に格上げされて以来、「非常に緊密な関係になっている」と評価した。
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