G20ボランティアを務めているチェ・へジンさん(左)とイ・ドンギュさん=10日、ソウル(聯合ニュース)
G20ボランティアを務めているチェ・へジンさん(左)とイ・ドンギュさん=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル10日聯合ニュース】20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の開幕を翌日に控え、会場のソウル・三成洞COEX(韓国総合展示場)では詰めの作業が進んでいる。
 会場のあちこちには、薄緑色のユニフォームを着た現場進行ボランティアが忙しそうに立ち動いている。メーン会場のボランティアは、少なく見積もっても600人余り。書類審査と面接を経て100倍の競争をくぐりぬけたボランティアは、年齢や職業もさまざまだ。
 米ハーディン・シモンズ大学音楽学部の助教授を務めるチェ・ヘジンさん(43)は、各国代表が泊まるホテルで通訳などに当たっている。「米国ではサムスン、LGといった商標は知っていても韓国企業だという事実は知らない人も多い。20カ国の首脳と国際機関の代表がソウルに集まり、注目されるときに、韓国をきちんとアピールできれば」とコメントした。
 国際メディアセンターで外信記者の車両移動を手伝う高校生のイ・ドンギュさん(18)は、米国の大学に願書を出願し、結果を待つ間にボランティアに加わった。平素から国際問題やマスコミ報道に関心が高く、世界各地から来た記者に会いたいという思いで支援した。各国の記者が集まり、さまざまな言葉が飛び交うのが不思議でもあり、言葉を学びたいという欲も出てきたという。「この経験を生かし、世界を見る目を養いたい」と抱負を語った。

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