【ソウル5日聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族第2陣の再会が5日、終了した。
 韓国側の離散家族93人と北朝鮮側の家族203人は北朝鮮・金剛山ホテルで同日午前9時から1時間にわたる最後の面会を済ませ、涙で別れを告げた。別れの時間が近づくにつれ、会場には別れを惜しむ離散家族の泣き声が響き、韓国側家族に比べ感情を抑えていた北朝鮮側家族も涙ぐむなど、悲しみを隠せない様子だった。
 離散家族らは3日に60年ぶりの再会を果たし、4回の個別・団体面会と2回の合同食事会で時間をともにすごした。
 北朝鮮側団長を務めた朝鮮赤十字会の崔成益(チェ・ソンイク)副委員長は離散家族再会事業の定例化の可能性に関する韓国記者団の質問に対し、「その問題は連携して解決されるべきだという立場をすでに南側(韓国)に伝えた」と答え、人道的支援と韓国人観光客射殺事件を受け中断されている金剛山観光の再会を遠まわしに求めた。
 先月30日から2回にわたり行われた離散家族再会事業では南北の計830人の離散家族が60年ぶりの再会を果たした。
 南北は25日に離散家族再会事業の定例化を議論する2回目の赤十字会談を開く予定だ。

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