【ワシントン4日聯合ニュース】米ホワイトハウスは4日、オバマ米大統領のアジア歴訪期間中に行われる韓国、中国、日本など各国との首脳会談では北朝鮮問題が主に取り上げられると明らかにした。
 国家安全保障会議(NSC)のハマー報道官はこの日、オバマ大統領のアジア歴訪について説明する記者会見をワシントンで行い、李明博(イ・ミョンバク)大統領、日本の菅直人首相、中国の胡錦濤国家主席はもちろん、ほかの国の首脳との会談では北朝鮮問題について議論が行われると説明した。特に、韓米首脳会談では、李大統領の北朝鮮問題の解法について耳を傾けると述べた。
 オバマ大統領は11~12日にソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に出席するため、10日から3日間の日程で訪韓し、11日に李大統領、胡主席とそれぞれ会談する予定。
 ハマー報道官は、後戻りできない朝鮮半島非核化を目標とする6カ国協議の再開に向けては、北朝鮮が協議再開に必要な措置を取り、真摯(しんし)な姿勢を示すべきだと指摘。米国はパートナー諸国と協議しながら、持続的に努力を傾けるが、多くの部分は北朝鮮の態度にかかっていると強調した。北朝鮮が国際社会の一員になることを望むのであれば、国際的義務を順守しなければならない点に気付くべきだと述べた。
 米国が南北首脳会談の開催を支持しているのか、南北首脳会談が6カ国協議や非核化に役立つかとの質問には即答を避け、「現在の状況を進展させるため何が最善策なのかについて推測はしない」と述べた。その上で、韓米首脳会談では、6カ国協議参加国とともに状況を進展させるための最善策に対する李大統領の見解に注意深く耳を傾けると説明した。

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