閉幕式のようす(尚州市提供)=2日、尚州(聯合ニュース)
閉幕式のようす(尚州市提供)=2日、尚州(聯合ニュース)
【尚州3日聯合ニュース】慶尚北道・尚州で先月30日に開幕した第9回世界大学生乗馬選手権大会が、2日に幕を閉じた。2004年の日本大会以来、6年ぶりにアジアで開かれた今大会には、ドイツや英国など19カ国から108人の選手が出場し、技を競った。

 2008年3月に大会を招致した尚州市は、国際規格の馬場を新築するなど徹底した準備を進め、大会を成功に導いた。大会組織委員長の成百営(ソン・ベクヨン)尚州市長は開幕前の3日間、馬に乗り登庁するなどし、市民に大会への関心を呼びかけた。公務員をはじめ市民やボランティアが大会を支えた。韓国馬事会と大韓乗馬協会も競技用の馬を支援したほか関連人員を派遣し、大会を積極的にサポートした。
 市は大会観覧便宜のためシャトルバスを運行したほか、競技場周辺で伝統公演や伝統婚礼の再現行事などさまざまな文化イベントを開催し、大会を盛り上げた。選手たちの宿泊施設で各種レクリエーションやヒップホップ公演などの催しを準備したのも、好評を得た。
 尚州市は、初の国際規模の行事を成功させたことで自信感を得たという点を、今大会の最大の成果としている。尚州と慶尚北道のブランド価値を高め、馬関連産業を育成する基盤も整った。成市長は「今回の大会は、世界の乗馬人が和合と跳躍を誓っただけでなく、尚州を世界に広く知ってもらう絶好の機会となった」と評した。

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