北朝鮮の国防委員会は5月下旬に内外信記者会見を開き韓国側の調査結果に反論したが、検閲団名義で「真相公開状」を出したのはこれが初めて。魚雷推進体にハングルで書かれていた「1番」の文字、水柱の形成、アルミニウム吸着物、「天安」座礁の可能性、熱感知カメラの映像などをめぐる従来の論争の大部分について改めて言及し、韓国側の調査結果は「荒唐無稽(むけい)なねつ造劇」だと主張した。
韓国側が「決定的証拠」として提示した「アルミニウム合金金属片」については、北朝鮮製の魚雷は他国製のようにアルミニウム合金ではなく、「鋼鉄合金を材料とする主体(チュチェ)式魚雷」だと説明。そのうえで、鋼鉄合金片を米国や韓国側に引き渡す用意があると述べている。
また「1番」の文字に関しては、北朝鮮の軍需工業部門では付属品や機材の製造時、「番」ではなく「号」を用いており、「1番」という表記は通常の方法ではないと主張した。
検閲団は、韓米が哨戒艦撃沈事件について騒ぎ反共和国(北朝鮮)対決騒動に狂奔すればするほど、北朝鮮は2度3度とねつ造劇の正体を暴くと強調した。
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