【ソウル1日聯合ニュース】青瓦台(大統領府)は20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の開幕を10日後に控え、1日から非常体制に入った。
 ソウルで開催される今回のG20は、韓国が議長国としてアジアで初めて開催するもので、加えて世界金融危機から脱する過程で世界経済の進むべき方向を論議するという点でも、大きな意味を持つ。また李明博(イ・ミョンバク)大統領は、サミットに出席する30人余りの国家元首や国際機関代表全員とそれぞれ会談する計画で、より負担は大きい。
 任太熙(イム・テヒ)大統領室長は1日に記者団に対し、G20ではシナリオのない討議が行われるため、懸案を熟知し準備していなければ討論に加わわることができないうえ、李大統領は司会を務める立場のため、勉強に力を入れていると述べた。李大統領はG20開幕の11日まで外部日程を最小限にとどめ、分単位で時間を配分するなど、準備に総力を挙げる方針だ。
 同日午前にも李大統領は、毎週開かれる首席秘書官会議の時間を短縮し、代わりにサミット準備状況を点検した。時間が長引くと昼食を軽食で済ませ、会議を続開したという。3日には内外信記者会見と海外有力メディアとのインタビューを予定しており、これらを通じ、G20で成果を出すための地ならしを進める計画だ。
 洪相杓(ホン・サンピョ)弘報(公報)首席秘書官は「ここからはサミット非常体制だとみていい。サミット成功に向けた活動を続けるとともに、警護などでも本格的な準備体制を備えていく」と説明した。

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