【ソウル1日聯合ニュース】海外留学費や外国語能力テストの受験料として支出する費用が年々増加している。
 韓国銀行が1日に明らかにしたところによると、7~9月期の教育サービス関連の対外支払額は5680万ドル(約45億円)で、統計を取り始めた2006年以来で最高を記録した。2006年1~3月期(1930万ドル)に比べると、4年半で3倍に膨らんだことになる。1~9月の対外支払額は1億5910万ドルで、前年同期より27.9%増加した。
 韓銀の経済統計局職員によると、教育サービスは大半が外国語能力テストの受験料で、外国教育機関に登録する際の手数料も含まれる。すなわち、国際英語能力テスト「TOEIC」「TOEFL」、中国語能力テスト「漢語水平考試(HSK)」などを受験するための支払額が増えたことを意味する。
 ある大手外国語塾関係者は、入試や就職に役立つ英語や中国語を中心に資格試験のニーズが依然高く、海外留学も増加を続けていると話す。実際に、留学・研修の対外支給額は7~9月期に13億7690万ドルを記録し、国際金融危機直前の2008年同期以降、最も多くなった。
 現代経済研究院の関係者は、採用や入試などで韓国機関による能力テストが広まる土台を作り、韓国教育機関の競争力を高めるべきだと指摘している。

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