【ソウル1日聯合ニュース】知識経済部が1日に発表した10月の輸出入動向によると、先月の輸出は前年同月比29.9%増の441億1800万ドル(約3兆5616億円)、輸入は22.4%増の372億400万ドルと暫定集計された。貿易収支は69億1400万ドルの黒字と、過去最高を記録した。輸出額もこれまでで最も多い。輸入額も、2008年9月(396億ドル)以来で最大と見込まれる。
 知識経済部は、年初から先月までの貿易黒字は総額359億6800万ドルで、すでに年間黒字目標の320億ドルを突破し、年間では過去最高だった昨年(404億ドル)も大幅に上回ると見込んでいる。
 輸出は半導体(33.1%)や自動車(32.8%)、船舶(22.6%)など主力品目が前年同月比で増加を続けた。一般機械(52.4%)、自動車部品(50.1%)、液晶デバイス(8.8%)なども高い伸びをみせている。特に、スマートフォン(多機能携帯電話)の輸出拡大で、無線通信機器の輸出がことし初めて増加(1.5%)をみせた。
 先月1~20日ベースの地域別輸出を見ると、米国(71.0%)、中東(86.1%)、中南米(64.3%)などへの輸出が大きく増えた。対中輸出は33.8%の増にとどまった。輸入は原材料が20.3%、資本財が40.8%、消費財が59.6%など高い増加率を記録した。

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