【金剛山1日聯合ニュース】大韓赤十字社の柳宗夏(ユ・ジョンハ)総裁は先月31日、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が行われている北朝鮮・金剛山で記者団と会い、今回の再会行事終了後、こうした家族の大規模な生死確認事業を行うことを崔成益(チェ・ソンイク)北朝鮮・朝鮮赤十字会副委員長に提案したと明らかにした。
 柳総裁は、これから冬季が過ぎる来年3月までは離散家族再会は難しいと説明。今回も生死確認に手間取り、再会を行わない期間を有効に活用するとの趣旨で必要性を訴えたもので、まだ北朝鮮側と合意した事項はないと話した。
 韓国側は先の南北赤十字会談で、南北各100家族ずつの再会を毎月実施すること、毎月5000人ずつの生死・住所確認などを提案した。柳総裁はこれと関連し、北朝鮮が韓国の意見に反論しなかったため、昨年よりは状況が良い方向に向かうのでは、と楽観的な見方を示した。
 離散家族の再会行事は先月30日に始まり、第1陣として参加した北朝鮮側再会対象者97人と韓国に住む家族436人が再会を果たした。韓国の家族は1日午後に金剛山を離れ、韓国に戻る。今月3~5日には、韓国側再会対象者96人が北朝鮮側の肉親207人と再会する。

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