【ソウル1日聯合ニュース】統計庁が1日に明らかにしたところによると、10月の消費者物価は前年同月比4.1%上昇した。上昇率は、2~8月は2%台にとどまっていたが、9月には異常気温などで3.6%にはね上がった。4%台をつけるのは20か月ぶり。一方、10月の消費者物価は前月比では0.2%上がり、4か月連続で増加を記録した。
 魚介や青果など生鮮食品指数は、異常気温などによる作柄不振で、1990年の統計作成開始以来で最も高い49.4%の急騰をみせた。前月比では0.6%の上昇。食料品など生活物価指数は、前年同月比4.8%上昇、前月比では0.3%上がった。
 前年同月比の増加幅を部門別に見ると、農産物(37.0%)と水産物(10.6%)の価格急騰で農畜水産物が22.7%急騰した。工業製品は3.0%、サービス部門は2.0%の上昇。
 品目別では、農畜水産物のうちダイコン(275.7%)とハクサイ(261.5%)が最も大きく上昇した。ダイコンの若菜(167.1%)、ネギ(145.5%)、トマト(115.4%)、ニンニク(102.5%)なども価格が2倍以上に急騰した。
 企画財政部は、9月に続き10月も農畜水産物の供給不足が物価に大きく響いたとし、農畜水産物が10月の物価上昇に占める割合は50%に達すると説明した。
 ただ、10月中旬以降はハクサイが大きく値下がりしたため、11月は全体物価の上昇率が前年同月比3%前半に落ち着き、年間の物価上昇率も3%を超えることはないと見通した。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0