【慶州22日聯合ニュース】20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が22日、慶尚北道・慶州で開幕した。初日は、最大の焦点となっている為替問題について集中的な議論が行われる見通しだ。
 議長を務める企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は、為替問題を解決しない限り、持続可能かつ均衡ある成長の実現は厳しい上、来月ソウルで開催されるG20首脳会合(金融サミット)で成果を出せないとみて、徹底議論が必要だと判断した。
 尹長官はこのため、同日午前から米国、カナダ、フランス3カ国の財務相と会談し、為替問題などについて意見交換を行った。午後3時に開かれた歓迎レセプションでは、中国人民銀行の周小川総裁に中国語であいさつし、親近感を示した。
 尹長官は、為替問題の徹底議論に向け、会議の公式日程も変更した。23日に予定されていた第3セッション「強固で持続可能かつ均衡ある成長のための枠組み(フレームワーク)」を、為替問題を協議する第1セッション「世界経済の動向および展望」と一つにし、22日に開くことを決めた。また、慶州の有史跡地・雁鴨池で午後7時から行われる夕食会でも、為替問題の議論を続ける。
 G20の財務相と中央銀行総裁は同日遅くまで為替問題の解決を模索するが、決着がつかない場合は、23日に議論を続けるとみられる。

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