企画財政部とG20首脳会合準備委員会などによると、G20財務相・中銀総裁会議議長の企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は同日午前、米国のガイトナー財務長官、カナダのフレアティ財務相とそれぞれ2国間会談を行い、為替問題などの解説策を模索した。
尹長官はフレアティ財務相と、為替摩擦がG20体制と国際共助枠を崩してはならないとの認識を共有し、G20で解決できるよう努力することで一致した。ガイトナー財務長官とは、国際通貨基金(IMF)改革などの争点について、穏やかなムードながら虚心坦懐(たんかい)に意見交換を行った。米国側は議長国韓国のリーダーシップを高く評価し、来月ソウルで開かれるG20首脳会合が成功裏に終わるよう積極的に協力する意向を示したという。
政府高官は「米国も為替摩擦でG20が失敗に終わることを望んでいない」と指摘し、今回の財務相・中銀総裁会議で、市場に根差した為替政策を目指し過度な「通貨安競争」を回避するというレベルで合意点を見出す可能性が大きいと話した。
一方、中国人民銀行の周小川総裁との会談は日程上の問題で実現しなかったが、夕食会や非公式会合を通じ、為替問題など懸案に対する積極的な協力を呼びかける予定だ。
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