【ソウル22日聯合ニュース】大宇造船海洋がアンゴラの造船所の株式を買い入れ、アフリカの造船業に参入する。同社は21日、アンゴラの首都ルアンダで、PAENAL造船所株30%を買収する契約を、アンゴラ国営石油会社ソナンゴルと結んだと明らかにした。
 ルアンダの南、アンボイム地方に位置するPAENAL造船所は、2008年8月にソナンゴルとオランダを拠点とする海洋設備専門企業SBMオフショアが合弁で設立した。今回の投資で、大宇造船海洋とSBMがそれぞれ30%ずつ、ソナンゴルが40%の株式を持つことになる。経営に関する事項は各社の協議で決定するが、大宇造船海洋は造船所運営のノウハウと海洋構造物の製作技術を提供し、造船所経営に加わる方針だ。
 PAENAL造船所は1億ドル(約81億1600万円)規模の設備投資を行い、2012年までに2000トン級クレーンや海洋ターミナルなどを備える海洋構造物専門造船所に生まれ変わることになる。
 大宇造船海洋は、造船所経営への参加により、運営手数料や諮問収益を上げられると説明。西アフリカに生産拠点を確保することで、現地で発注される海洋製品の受注でも有利なポジションを先占できると期待を示した。
 南相兌(ナム・サンテ)社長は、今回の投資でアフリカ、アジア、極東ロシアをつなぐグローバル生産ネットワークを構築したと評価し、現地で積極的に事業チャンスを開拓し受注に結びつけるグローバルビジネスを展開していくと意欲をみせた。

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