【ソウル19日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が中国原作の歌劇「梁山伯と祝英台」を観覧し、中朝親善は変わらないとの立場を強調したと報じた。
 金総書記は「中国人民支援軍の朝鮮戦争参戦60周年になる時に、中国同志らの協力で新たに歌劇が完成したことは大変喜ばしいことだ」評し、中朝親善を強固にし、また発展させることは、朝鮮労働党と人民の変わらぬ意志だと述べたという。
 中央通信は先月26日に、金総書記が同歌劇の制作事業報告を受け現地指導を行ったと報じている。今回の公演観覧には、金総書記の実妹・金敬姫(キム・ギョンヒ)氏とその夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長、党書記を兼任する金基南(キム・ギナム)、崔泰福(チェ・デボク)党政治局委員が随行したと紹介された。金総書記の後継者に決まった三男の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長に対する言及はなかった。
 「梁山伯と祝英台」は中国版「ロミオとジュリエット」と呼ばれている人気の歌劇で、映画化もされている。一方、北朝鮮は昨年も中国清代の長編小説「紅楼夢」を歌劇化している。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0