【ソウル19日聯合ニュース】2004年に韓国とチリの自由貿易協定(FTA)が発効して以降、対チリ輸出で中小企業が目覚ましい躍進を遂げている。
 対外経済政策研究院(KIEP)が19日までにまとめた報告書によると、韓国・チリFTA発効後、新たにチリ市場に進出した企業は2026社で、このうち中小企業が1954社と96%を占めた。また、FTA発効後の新規対チリ輸出企業の輸出額に中小企業が占める割合は83%で、既存輸出企業に中小企業が占める割合(49%)を大幅に上回った。
 中小企業では、FTA発効3年後の2007年から輸出を本格化する企業が増えている。中小企業の対チリ輸出増加率は、2004~2007年は年平均122%だったが、2007年は前年比191%を記録した。ただ、世界同時不況に陥った2008~2009年には、相対的に生産性が低い中小企業は輸出が急減した。
 KIEPは、韓国とチリのFTAは特に中小企業の新規輸出市場進出に大きく貢献していると総評した。

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