【ソウル18日聯合ニュース】韓国の自動車部品に対する海外自動車メーカーの関心が高まっている。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が18日にソウルで開催した「GM-Korea Day」の関連資料で明らかにした。
 KOTRAはことし、世界の自動車メーカー上位10社のうち、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォルクスワーゲン、フォードなど6社と輸出商談会を開催したか、開催する予定だ。2006年から昨年までは毎年3社にすぎなかったが、2倍に増えた。上位10社以外のメーカーまでを含めると、ことしは11回の商談会が開かれ、昨年(5回)を大きく上回る。
 KOTRAは、ことしの特長として、これまで韓国の部品に関心を示さなかった海外メーカーの反応を挙げている。ジャガー、ランドローバー、フォードUKが9月に初めて韓国製部品の購入を目的とする行事を開催したほか、スズキや三菱自動車、GMも初めて韓国製部品の購入に乗り出した。12月にはプジョー・シトロエン・グループ(PSA)との商談会も予定されている。
 KOTRA関係者は「閉鎖的な納品構造や高品質を求める日本の自動車メーカーが韓国製部品に関心を示しているのは注目すべきだ」と話している。
 韓国製部品の購入を決める海外メーカーが増加し、輸出に乗り出す韓国企業も急増している。KOTRAが主催した自動車部品商談会に昨年は139社(重複含む)が参加したが、ことしは307社が参加する予定だ。過去最多だった2008年の180社を大きく上回っている。
 こうした傾向は自動車部品の輸出実績にも反映されている。1~8月の自動車部品の輸出額は119億ドル(約9672億円)を記録し、前年同期比80.5%増加した。特に、自動車部品の最大の輸出先である米国と中国への輸出がそれぞれ127.9%、52.3%増加し、好調だった。
 KOTRAの趙煥益(チョ・ファンイク)社長は、世界金融危機の影響で低価格と高品質を追求する外国の完成車メーカーに韓国製部品が有力な対案として浮上していると説明し、市場拡大や技術開発、品質改善、アフターサービス拡充など、長期的な対策を講じるべきだと述べた。

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