【ソウル18日聯合ニュース】3月の北朝鮮による韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受けた政府の措置により、5月末以降断絶されていた南北の管制通信網が、18日午前から稼動を再開した。
 統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官が会見で伝えたところによると、北朝鮮側は16日に開城工業団地管理委員会を介し、平壌飛行区域指揮所(航空交通センター)と仁川飛行区域管制所間の管制通信網を、18日午前から再び稼動する方針を通知してきたという。
 南北間の「飛行情報区域」を通過する際には、相手側に関連情報を提供せねばならないが、この際に管制通信網が用いられる。南北間には地上網2回線、補助網の衛星網1回線の計3回線があるが、政府が5月24日に発表した対北朝鮮制裁措置を受け、北朝鮮側が一方的に地上網2回線を遮断していた。韓国側はこの間、衛星網のみで航空管制通信を行っていた。
 今回の管制通信網復旧は、主に北朝鮮側飛行情報区域を通過する外国航空会社のためのもので、北朝鮮は依然として韓国航空機の領空通過は認めていない。

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