グリーン成長報告大会を主宰する李大統領=13日、ソウル(聯合ニュース)
グリーン成長報告大会を主宰する李大統領=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル13日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は13日、ソウルで来月開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)について、オリンピックのような行事をただ開催するということではなく、世界経済のための合意を導き出す重要な役割を果たすものだと強調した。
 ソウル市内で開催された第9回グリーン成長報告大会で述べたもの。万一、世界が合意に至らなかった場合は危機もあり得るとの見方を示した。
 グリーン成長と関連しては、2012年の国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)の韓国誘致を進めていると紹介し、韓国開催が決まれば、世界のグリーン成長のためにも役割を果たすことになると述べた。
 また、韓国での開催が決まっている2012年の核安全保障サミットには50カ国が参加し、核のない世の中、核拡散の阻止、核の平和的利用などを論議すると説明した。ことしから2012年にかけ、韓国は経済、安保、環境分野で、主導的な役割を担うことになると強調した。
 李大統領は「韓国はグリーン成長分野で世界で最も先を進んでいると評価されるが、負担を感じる。内面的には技術や日常生活で、まだ欧州などの水準に追いついていない」と指摘した。その上で、評価に見合った水準を実現できるよう、政府、民間、企業、主婦、非政府組織(NGO)が力を合わせるべきだと呼び掛けた。
 最後に、グリーン成長は産業の発展と気候変動への備えという2つの目的を達成するもので、選択ではなく必ず実行しなければならない問題だと主張した。政府もこの問題についてより深く、効果的な対策に頭を悩ませなければならないと強く述べた。

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