F1GPのもよう(資料写真)=(聯合ニュース)
F1GPのもよう(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル13日聯合ニュース】夏季オリンピック、サッカーワールドカップ(W杯)と共に世界3大スポーツイベントともいわれる国際自動車レース、フォーミュラワン(F1)シリーズの第17戦・韓国グランプリ(GP)が22~24日、全羅南道・霊岩のコリアインターナショナルサーキットで開催される。22日に練習走行、23日に練習と予選、24日に決勝戦が行われる。
 ことしで60年目を迎えるF1GPが韓国で開かれるのは初めて。韓国ではモータースポーツの人気が欧州などに比べ低いのが現状だが、F1は時代を先取りする先端技術を競い合う場であると同時に、経済効果も大きく、世界最高峰のスポーツと位置づけられている。
 ことしのF1GPには12チームが出場し、1チーム当たり2台のマシンがレースを行う。マシンは販売用ではないため、正確な価格はついていないが、開発・製作にかかる費用だけでも1台当たり100億ウォン(約7億3000万円)を超える。2400ccのエンジンを搭載し、出力は750馬力、最高時速は350キロメートル。
 F1は「規模のスポーツ」といってもそん色がないほど、経済的・産業的効果が大きい。大会には平均20万人以上、年間では計400万人以上が入場する。韓国GPも12万人を収容できる規模の会場に、3日間で計20万人以上が訪れると期待されている。F1GPは世界188カ国にテレビ中継され、6億人以上がレースを視聴する。年間に大会運営資金として約4兆ウォンが投入されるほか、ドライバーの年俸は1000万ドルに達する。
 韓国がF1GPを招致したのは2006年。これまで、オリンピックとW杯を開催した国の中で唯一、F1と縁がなかった。
 韓国の劣悪なモータースポーツ環境のため、韓国GPの開催を危ぶむ声も多かった。大会を2週間後に控えた今月初旬にも、一部の外国メディアはサーキット建設の遅れなどを理由に、最終査察の通過に懸念を示した。
 だが、コリアインターナショナルサーキットは12日、国際自動車連盟(FIA)に「100%満足いく完ぺきなサーキット」との評価を受け、最終査察を通過した。大会に向け、F1ファンの期待も高まっている。

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