【ソウル12日聯合ニュース】世界経済フォーラム(WEF)が12日に発表した、世界134カ国の男女格差を指数化した「ジェンダー・ギャップ」の2010年版報告書によると、韓国は104位と評価された。昨年の115位から11ランク上がったが、依然として下位圏にとどまっている。
 韓国のことしの分野別順位をみると、経済への参加と機会が111位、教育機会の均等性が100位、健康配慮が79位、政治的決定権限が86位となっている。
 細部項目を見ると、識字率と健康な期待寿命では1位を獲得したが、出産性比が124位、類似職業の賃金平等水準が116位、立法者・高位官僚・管理職が111位、初等教育登録が99位、女性議員現況が78位などにとどまった。調査対象国のうち、韓国の女性が出産だけでなく労働、教育、高位の職への進出でも、相対的に不平等な状況に置かれていることを示している。
 これまでの韓国の順位は、2006年が115国中92位、2007年が128か国中97位、2008年が130か国中108位。過去5年間、さほど大きな進展はないことが分かる。
 1位は昨年に続きことしもアイスランドで、ノルウェー、フィンランドと北欧諸国が後に続いた。アジアではフィリピンが9位でトップ、スリランカが16位、シンガポールが56位、中国が61位、ベトナムが72位、バングラデシュが82位、日本が94位などとなっている。

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