北朝鮮急変事態発生時に難民を臨時保護、国防部方針

【ソウル12日聯合ニュース】先週開かれた韓米安保協議会（SCM）の共同声明に、北朝鮮の急変事態を意味する「不安定事態」との文言が初めて明記されたなか、韓国軍も北朝鮮の有事に発生し得る大量の難民に対する組織的対応を準備中であることが分かった。
　国防部は12日までに国会国防委員会所属議員に提出した資料で、北朝鮮の急変事態により大量の難民が発生した場合、軍はこれらの人々を臨時で保護し、政府機関に安全に引き渡す計画を準備していると明らかにした。また、軍は発生し得るあらゆる北朝鮮の急変事態に備えているとしたが、細部事項は国家安保を理由に言及しなかった。
　一部の学者らは、北朝鮮の事態が急変した場合、陸路と海路で韓国入りする北朝鮮難民の規模をそれぞれ20万人、1万5000人と見込んでいる。