会見するITERの本島機構長=11日、大田(聯合ニュース)
会見するITERの本島機構長=11日、大田(聯合ニュース)
【大田11日連語ニュース】国際熱核融合実験炉(ITER)機構の本島修機構長が、30年後、韓国に核融合発電所が建設されるとの見通しを示した。大田で11日に開幕した第23回国際原子力機関(IAEA)核融合エネルギー会議での会見で述べたもの。
 本島機構長は、2019年にITER建設を完了し初のプラズマ発生に成功した後、2027年までに50万キロワットのエネルギーを生産することを目標としていると説明した。商用核融合炉建設に向けた前段階施設「デモンストレーション・プラント」で1ギガワットのエネルギーを生産するまでにはあと30年あれば十分だとし、そうなれば韓国で核融合発電所が建設されるものと期待していると述べた。
 また、ITER機構には26人の韓国人が勤務し、ITER計画にも大いに役立っていると述べた。計画成功に向けた韓国の寄与は、大変重要かつ必要なものだと評した。
 本島機構長は、核融合エネルギーは無限大のエネルギー源である海に存在する重水素を燃料とし、炭素を排出しないため、人類の暮らしの質を上げる重要なツールになると強調した。ITER計画の成功を通じエネルギー危機を解決し、世界平和に寄与するため努力すると述べた。


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