あいさつを述べる李大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
あいさつを述べる李大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日、ソウル外信記者クラブ所属記者らを青瓦台(大統領府)に招き、昼食会を行った。来月にソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)を全世界に向け発信する外信記者に、会議の議題と準備状況、G20サミット後の韓国の役割、世界経済秩序の変化などを説明した。
 昼食会には、日本のテレビ朝日、読売新聞、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル、英紙フィナンシャル・タイムズ、中国共産党機関紙・人民日報、ロイター、ブルームバーグなど世界の有力メディア記者80人余りが出席した。

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 李大統領は、経済が回復期に入り、各国の利害関係や事情のため調整は容易ではないとしながら、未来の世界経済を持続的かつバランスの取れた形で発展させるうえで、ソウルサミットが重要な契機になるとの考えを示した。また、サミットは韓国だけでなく世界にかかわる問題だと述べ、いかなる勢力もサミット開催を妨害することはできないと強調した。
 オバマ米大統領との協力関係について質問が挙がると、「わたしは親しいと考えている、2人が争ったことはない」と答えた。時折耳打ちをするときには英語で話していると紹介し、気候変動やエネルギー、テロ、核問題などで大いに共感していると伝えるなど、親しさをアピールした。
 G20サミット議長国としての役割に関しては、アフリカや開発途上国の話に耳を傾けることが重要だと述べ、今回のサミットでは、途上国が自立し経済成長を遂げるための実質的なプログラムを設けていると説明した。
 李大統領がソウル外信記者クラブの記者団を青瓦台に招いたのはこれが初めて。歴代大統領で最大規模の記者招待だと、青瓦台側は説明している。
 一方、李大統領はこれまでサミット準備状況の報告を2週間に1回受けていたが、同日から随時報告を受けるようにするなど、準備に拍車をかけている。青瓦台の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官は、李大統領は今後、サミット議長国として、サミット主宰に向けた点検作業に多くの時間を割くことになると伝えた。
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