【ソウル11日聯合ニュース】知識経済部所属の韓国産業技術評価管理院(KEIT)は11日、半導体、ディスプレー、移動通信、ソフトウエアなど情報技術(IT)13分野の中長期技術開発戦略を盛り込んだ報告書「IT R&D発展戦略(2010~2015)」を公表した。
 半導体分野では、2013年までに多機能携帯電話(スマートフォン)など次世代携帯電話に用いられる半導体の商用化を目指す。また、2015年までにグリーンエネルギー分野で使用される半導体の基幹技術を確保する計画だ。
 ディスプレー分野では、2013年までにアクティブマトリックス式有機エレクトロ・ルミネッセンス(AMOLED)ディスプレーを搭載したテレビ市場を創出し、2015年までに自在に折り曲げられる「フレキシブルディスプレー」の基幹技術を開発する。
 発光ダイオード(LED)分野では、2015年までに照明の30%をLEDに入れ替えるほか、デジタルテレビ分野の重要課題として多視点裸眼3次元立体(3D)テレビの放送技術を開発する方針だ。
 移動通信分野は第4世代移動通信の商用サービス、ソフトウエア分野では3D映像を基盤とするメディアサービスの開始を目標とした。
 IT融合分野では、2013年をめどにオーダーメード型の医療サービスを含む「ユビキタスヘルスケア」技術を商用化する。2015年までに次世代送電網・スマートグリッドなど環境にやさしいIT融合技術を開発する。
 ロボット分野は、2013年までに5つのロボット「スターブランド」を選定し、2015年まで双腕作業支援サービスロボットなど中核ロボット技術の開発を支援していく。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0