就任式であいさつする金首相=1日、ソウル(聯合ニュース)
就任式であいさつする金首相=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル1日聯合ニュース】金滉植(キム・ファンシク)新任首相は1日、政府中央庁舎で行われた就任式で、「公正な社会の実現を通じた先進一流国家建設という李明博(イ・ミョンバク)大統領の大きな志の実現に率先して取り組む」とあいさつした。
 金首相は「首相として憲法と法律に規定されている権限と責任を果たすという決心を改めて明らかにする」と述べた。公正な社会、温かい社会は先進一流国家に発展するための最も重要な前提条件だと述べた上で、これを達成するための方策として、▼法と原則の順守▼疎通と和合▼分ち合いと配慮――を提示した。
 公職者に対しては「さまざまな政策を策定し、実践する上で、より統合的で巨視的な観点が必要だ」とし、政策執行の過程でも常に変化する環境に気を配り、業務が正しく遂行されているかを点検するよう呼びかけた。官庁間の協力と情報共有を強調しながら、「各官庁が基本原則をきちんと履行しているとうかに注目する」と述べた。
 また、国内には必要以上に増幅した葛藤(かっとう)や対立など多くの難題があるが、これらすべての挑戦を乗り越え、皆が望んでいる世界の中心国になるためには国民の和合と団結が何よりも切実だと強調した。

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