【ソウル1日聯合ニュース】韓国と北朝鮮は1日、離散家族再会を話し合う3度目の南北赤十字会談を北朝鮮・開城で行った。双方は離散家族再会を10月30日~11月5日に金剛山で行うことで合意した。
 再会対象者の人数は、韓国側が拡大を要求したが、北朝鮮側が反対したため南北100人ずつに決まった。離散家族再会は、10月30日~11月1日に韓国側対象者が北朝鮮側の家族と会い、11月3日~5日には北朝鮮側対象者が韓国側家族と会う。団体面会は離散家族面会所で、個別面会は金剛山ホテルで行われる。
 北朝鮮側は、今回の離散家族再会を条件なしで離散家族面会所で実施することに合意した。しかし、面会所をはじめとする韓国側の資産が凍結されている金剛山観光地区の問題解決に向けた南北当局間の接触の必要性を強調しながら、金剛山観光を再開するよう迫った。これに対し韓国側は、北朝鮮側からの正式な提案があれば当局で検討すると答えた。
 南北は5日に各200人の離散家族生死確認依頼書を、8日に生死確認依頼書に対する回報書を、20日には再会対象者の名簿を交換する予定だ。再会が実施される5日前には統一部と大韓赤十字社の関係者からなる先発隊が現地に派遣される。
 また、南北は離散家族再会の定例化など人道主義問題を協議するため、26~27日に開城で赤十字本会談を開催することで合意した。本会談では韓国側が離散家族再会の定例化を、北朝鮮側が人道事業の拡大などを要求すると予想される。
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