【ソウル1日聯合ニュース】ポスコの鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)会長は1日、大宇インターナショナルの李東熙(イ・ドンヒ)副会長就任式であいさつし、資源開発と多様な新事業分野で、同社の事業力を拡大・強化していく方針を示した。
 ポスコは強力な海外ネットワークを有する大宇インターナショナルを8月末に買収し、海外資源開発などで鉄鋼の枠を超える総合的素材・資源グループとして事業領域を拡大する土台を構築した。李副会長は、前ポスコ社長。同日に行われた大宇インター臨時株主総会で、副会長に選任された。
 鄭会長は、ポスコと大宇インターの結合により、ポスコは大宇インターの貴重な人材と事業経験を、大宇インターはポスコという心強いパートナー兼後見人を持つことになったと評価した。両社が一丸となり世界の舞台で堂々と活動する、新しい跳躍の転機を迎えたと強調した。
 また、ポスコのグローバルビジョン実現に、大宇インターが先頭に立つことを期待しているとしながら、事業領域を広げ活動の場を拡大し、事業の方法と文化を一新するというビジョンを、ともに実現していきたいと意欲を示した。韓国で歴史と神話を最も多く持つポスコと大宇インターが、これを機にもう一度、歴史と神話を築いていこうと、社員らに呼びかけた。
 一方、李副会長は「両社の結びつきだけで、多くの人に期待を与えている。その期待に応じるため新しい未来ビジョンを準備し、具体化し実戦することに全力を尽くす」と就任のあいさつを語った。調和と変化を通じた企業価値の向上と発展、内的充実と外的成長、経営力の強化という課題を忠実に遂行し、大宇インターを世界トップレベルの競争力を持つ、グローバル・プレーヤー企業に育成すると抱負を述べた。

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