【ソウル15日聯合ニュース】北朝鮮が今月上旬に開催すると予告していた朝鮮労働党代表者会が、水害と台風被害のため延期されたようだ。対北朝鮮情報筋が15日、聯合ニュースに明らかにした。北朝鮮内に常駐する国際機関関係者らが、当局の高官らから「水害のため延期された」と聞かされたという。
 情報筋は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男ジョンウン氏が、今回の代表者会で正式に後継者として姿を見せるとの見方が強かっただけに、水害のため離れた民心なども考慮し、延期したようだと話した。ただ、改めていつの開催となったか、日程については確認できていないという。
 これと関連し、今月2日に朝鮮半島を通過した台風7号の影響で、北朝鮮では数十人が死亡し、住宅8000戸余りが破損したと、朝鮮中央通信が15日午前に報じている。日数が大幅に過ぎてからの報道の背景が注目されている。
 北韓大学院大学の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は、代表者会延期が事実ならば、朝鮮労働党創立65周年の10月10日以前に開かれる可能性が高いとの見方を示した。

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