レジャー総会開会式のようす=29日、春川(聯合ニュース)
レジャー総会開会式のようす=29日、春川(聯合ニュース)
【春川29日聯合ニュース】レジャー関連の国際学術行事で最大規模を誇る第11回春川ワールドレジャー総会が、29日に開幕した。春川市、韓国余暇文化学会、世界レジャー機関(WLO)の共催で、午前11時から江原大学キャンパス内で開会式を行い、国内外のレジャー分野関係者1000人余りが出席した。9月2日まで「余暇とアイデンティティー」をテーマに、さまざまな学術行事が進行される。
 李明博(イ・ミョンバク)大統領は開会式にビデオメッセージを寄せ、「大会で学問的論議が進められ、友愛と親善が深まることを望む。湖畔の都市・春川が、世界中の人々が訪れる国際観光都市に成長することを願っている」と述べた。
 WLOのデレク・ケーシー会長は、世界的に著名な識者や政策立案者が春川に集い、レジャーがどのような形で発展をサポートしているのか話し合っていくと、総会について説明した。さまざまな形で存在するレジャー活動に、春川ほど適格な都市はないと評価した。
 開会式に続いて、著書「スローライフ」で知られるベストセラー作家、カール・オノレイ氏が基調講演を行った。オノレイ氏は、真のスロー哲学は「ファスト」と「スロー」の間でバランスを取ることだと強調した。そうすることでエネルギーを得て、自然な速度で働けば、すべてがもっとうまくいくと説いた。また、スローとレジャーは自ずと関係しているものだと説明した。レジャーは働くことと反対の概念ではなく、日常のストレスから自由になるという始発点であり、正しく的確なレジャーは新しい自分を発見させてくれると述べた。
 今回のレジャー総会には、40カ国から9大学、8学会など2649人の学会関係者が参加する。700余りの論文が発表される。講演は来月1日まで、「マクドナルド化する社会」の著者ジョージ・リッツァ氏、韓国余暇文化学会長を務めるソウル大学の趙東成(チョ・ドンソン)教授、ハーバード大学医学部教授で「ゲームと犯罪と子どもたち」の著者シェリル・オルソン博士、現代峨山の趙建植(チョ・ゴンシク)常任顧問、世界観光機関(UNWTO)のゾルターン・ショモジ事務次長、ブラジルスポーツ省でスポーツレジャー開発分野の局長を務めるRejane Penna Rodrigues氏が行う。

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